2026/10/17 10:19

ガウラクラフト「ツイートイール」
今回の入荷、「ツイートイール」です。
ハードウッド製の低浮力スイッシャーで、基本的にはタダ巻き専用のルアーです。
前回発売されたツイートイールは4枚ペラ仕様でしたが、今回は前後に2枚ペラを装着した仕様。メーカーによると、2枚ペラ仕様はなんと12年半振りになるそうです。
このルアーで面白いのがボディの形です。
横から見ると普通の細身のスイッシャーに見えますが、上から見るとボディがS字に曲がっています。
もちろん、単に変わった形にしたわけではありません。
メーカーの説明では、このS字ボディによってデッドスローでもリアプロペラが回転しやすくなり、巻き抵抗もしっかり感じられるとのこと。
つまり、ゆっくり巻いてもペラがきちんと仕事をしてくれるわけですね。
使い方も非常にシンプルです。
投げて、巻く。
基本はこれだけです。
ツイートイールはターンさせて使うタイプではないので、ロッドで細かく操作するというより、一定のスピードで巻きながらS字ボディと前後のプロペラに仕事をさせます。
そして、もうひとつ面白いのがプロペラです。
ステンレス製のボス付きプロペラを使用していますが、取り付け穴の径をあえて大きくしてあります。
そのため、回転すると「カタカタ」と小さな音が出るそうです。
メーカーでは、この音を「さえずる」と表現しています。
大きな音で派手にアピールするというより、ゆっくり巻きながらプロペラが水をかき、カタカタと小さな音を出す。
S字に曲がったボディも、少し遊びを持たせたプロペラも、すべてはタダ巻きで使うための工夫というわけです。
いろいろなアクションを加えて釣るルアーも面白いですが、こういう「投げて、ゆっくり巻く」ことに特化したルアーもいいですね。
12年半振りとなる2枚ペラ仕様の「ツイートイール」。
余計なことをせず、ゆっくり巻いて、小さく囀るプロペラの音を楽しみながら使ってみたいルアーです。

そして、ガウラクラフト「ツインピンポン」
もう一つの入荷は、「ツインピンポン」です。
名前の通り、ピンポン玉を2つつなげたような丸いボディが特徴的なルアーです。
バルサ製のボール型ボディにラバーを組み合わせ、フロントにはプロペラを装備したシングルスイッシャーになっています。
今回のモデルは、初回モデルから内部構造が変更されています。
それに伴って重量も約1gアップし、以前より扱いやすくなっているとのことです。
小さなルアーで「1g」と聞くと、わずかな違いに感じますが、軽量なバルサ製ルアーでは意外と大きな違いです。
そして、ツインピンポンのポイントになるのがフロントのプロペラです。
メーカーによると、最近はゴム素材のカエルルアーやネズミルアーが増えたこともあり、メジャーレイクではフグロッグへの反応が以前とは少し変わってきたと感じる場面があるそうです。
そこで効いてくるのが、ゴム製ルアーにはないプロペラの飛沫とサウンド。
同じように水面を狙うルアーでも、金属製のプロペラが水を叩くことでまた違った刺激を出すことができます。
使い方は比較的シンプルです。
プロペラから飛沫を上げながら、ちょこまかと高速でテーブルターンさせてポーズ。
そしてまたターンさせて、ポーズ。
メーカーでは、この繰り返しで使うことが多いそうです。
一方で、カバーへの強さを狙ったルアーではありません。ウキクサ周りやマリオネット釣法など、カバー絡みの釣りではフグロッグの方が使いやすいとのこと。
つまり、フグロッグに代わるルアーというより、違う刺激を出せるルアーとして使い分けるのが面白そうです。
丸いボディにラバーが付いたどこかコミカルな姿。
その見た目とは裏腹に、プロペラで水を散らしながら高速でクルクルとターンする。
「ツインピンポン」――見た目も動きも、いかにもガウラクラフトらしいトップウォータールアーです。